無情
「この世は無情である」なで使われる「無情」という言葉。
「無情」と書いて「むじょう」と読みます。
この記事では「無情」の意味や使い方について、書籍などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
無情の意味
「無情」には次の意味があります。
・思いやりや同情心などのないこと(出典: 大辞林 第三版 )
無情という言葉の意味をわかりやすくいうと、「優しさのかけらも無い」というような意味になります。
「非情」などとも近い意味ですね。
なるべく他人へは思いやりを持っていきたいものです。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・無情なイエロー表示は、次の攻撃には耐え切れないことを意味している。
(出典:九里史生『SAO Web 外伝02 Four Days』)
・西の空が無情に赤く映え、祭の音が嘲笑うように風に乗って逃げ去った。
(出典:阿刀田高『まじめ半分』)
・人の無情というものをも、老人からみせてもらったという気持ちがあった。
(出典:富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中)』)
・こんなに職員室が血に溢れていると言うのに、それを無情に撮影している。
(出典:高橋克彦『幻少女』)
・背後の警戒をおこたったスパイは無情に殺される危険にさらされている。
(出典:ナポレオン・ソロ・シリーズ『04 にせ札偽造団』)