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点字とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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点字

「点字で書かれた案内」などのように使う「点字」という言葉。

「点字」は、音読みで「てんじ」と読みます。

「点字」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「点字」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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点字の意味

「点字」には次の意味があります。

紙面に突起した点を一定の方式で組み合わせて表した、盲人用の一種の表音文字。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、目の不自由な人が用いる、一定の規則に沿って並べられた点で表した文字体系のことです。
紙の裏から鉄筆で突いて表面に突出した点を、人差指の腹で触れて読み取ります。
縦3点×横2点の6点の各点の組み合わせによってできる63種類が基本となっています。
この6点方式の点字は、1829年フランスの盲人・ルイ=ブライユが考案したもので、日本のものは明治23(1890)年に、石川倉次がブライユ式を五十音式に翻案したものです。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・装置が改良され、相手の声は点字となって表示され、知ることができる。
(出典:星新一『地球から来た男』)

・続いて点訳用のソフトを使って、五十音を表す、点字データを入力する。
(出典:乙一『暗いところで待ち合わせ』)

・私は盲人であるけれども、勉強するには点字があるから不自由はしない。
(出典:富田倫生『「天に積む宝」のふやし方、へらし方』)

・台所のテーブルに、どうやら父の打ったらしい点字のメモが残されていた。
(出典:乙一『暗いところで待ち合わせ』)

・宿のひとのはなしでは、佐伯氏はここへ点字の勉強に来たのだそうだった。
(出典:久生十蘭『キャラコさん』)

・たしかにまだ点字併記が普及していない現在では、一枚あたり九〇円します。
(出典:藤原和博『自分「プレゼン」術』)

・別の日本人たちが、盲人学校を訪問、点字の書物を見て、つぎのように解説している。
(出典:大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』)

・そこには昼間波瑠子が書いていった次のような点字があった。
(出典:松本泰『宝石の序曲』)

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