激賞
「激賞された作品」などのように使う「激賞」という言葉。
「激賞」は、音読みで「げきしょう」と読みます。
「激賞」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「激賞」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
激賞の意味
「激賞」には次の意味があります。
・大いに褒めること。(出典:デジタル大辞泉)
分かりやすく言えば「大絶賛すること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・予想外に激賞され、その写真のうちの二十五点が写真雑誌に掲載された。
(出典:小堺昭三『カメラマンたちの昭和史』)
・真面目ということもまた、当時の思想が激賞する美徳の一つだった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・つまり、文章の意図また文辞ともよい、と激賞しているのである。
(出典:松本健一『われに万古の心あり』)
・子供が画をもってくるとぼくは口をきわめて激賞して、みんな一律に三重マルをつけた。
(出典:開高健『パニック・裸の王様』)
・平和な時にはよく千姫の琴と合奏をして、御母公や秀頼に激賞されたこともあった。
(出典:平岩弓枝『千姫様』)
類語
・絶賛(ぜっさん)
意味:口をきわめてほめること。この上ない称賛。(出典:デジタル大辞泉)
・称揚(しょうよう)
意味:ほめあげること。ほめたたえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・称賛(しょうさん)
意味:褒めたたえること。(出典:デジタル大辞泉)
・べた褒め(べたぼめ)
意味:口をきわめてほめそやすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・誉め立てる(ほめたてる)
意味:盛んにほめる。ほめちぎる。(出典:デジタル大辞泉)