激怒
「先生が激怒する」などのように使う「激怒」という言葉。
「激怒」は、音読みで「げきど」と読みます。
「激怒」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「激怒」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
激怒の意味
「激怒」には次の意味があります。
・はげしく怒ること。また、その怒り。(出典:デジタル大辞泉)
漢字の通り「激しく怒ること」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それとも激怒をしているがために、危険を忘れてしまったのであろうか?
(出典:国枝史郎『娘煙術師』)
・そんなことを口に出せば真莉緒が激怒するであろうこともわかっていた。
(出典:牧野修『屍の王』)
・自分が嘘をいったと知ったら、夫忠興はどんなに激怒することであろう。
(出典:三浦綾子『細川ガラシャ夫人』)
・うちの母親が、激怒した顔とそっくりなのだ。
(出典:群ようこ『ネコの住所録』)
・彼らもまた、自分たちの英雄が汚れていたことに激怒したと聞いている。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス13 グレー・コンチェルト』)
類語
・怒る(おこる)
意味:不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。(出典:デジタル大辞泉)
・腹の虫が治まらない(はらのむしがおさまらない)
意味:癪(しゃく)にさわって我慢ができない。腹立つ心を抑えがたい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
意味:もうこれ以上がまんしていることができなくなるの意。こらえにこらえた怒りが爆発して、行動にあらわす。かんにんぐらの戸があく。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
意味:興奮する。かっとなる。(出典:デジタル大辞泉)
・血相を変える(けっそうをかえる)
意味:顔色を変える。感情が大きく動くさまをいう。(出典:デジタル大辞泉)