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潮目とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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潮目

「時代の潮目を見極める」などのように使う「潮目」という言葉。

「潮目」は、訓読みで「しおめ」と読みます。

「潮目」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「潮目」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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潮目の意味

「潮目」には次の二つの意味があります。

1 速さの違う潮の流れがぶつかり合う場所で、海面上に細長く伸びた筋が見える所。
2 流れゆく物事が向かう方向。また、情勢が変化するその境目。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

潮目の意味①「速さの違う潮の流れがぶつかり合う場所で、海面上に細長く伸びた筋が見える所。」

「潮目」の一つ目の意味は「速さの違う潮の流れがぶつかり合う場所で、海面上に細長く伸びた筋が見える所。」です。

さざ波がたつ潮境によく見られるため、好漁場となることが多いのがこの意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ありがたいことに、いい風が数日まえとおなじに、あの潮目のほうへむかって吹いていた。
(出典:上橋菜穂子『守り人シリーズ4 虚空の旅人』)

・サラローの潮とノグラーの潮がまじわる潮目は、もうそんなに遠くない。
(出典:上橋菜穂子『守り人シリーズ4 虚空の旅人』)

・人の波が沖合いを流れる潮目のように揺れ動くさまをトラックの上から見ながら、 「勝って来るでえ」 とバラケツが叫んだ。
(出典:阿久悠『瀬戸内少年野球団』)

・まるで、ふたつの海流がであう潮目のように、シュガにはみえた。
(出典:上橋菜穂子『守り人シリーズ3 夢の守り人』)

類語

潮流(ちょうりゅう)
意味:潮の流れ。(出典:デジタル大辞泉)

海流(かいりゅう)
意味:海洋中で、一定の方向に帯状に流れる海水の流れ。(出典:デジタル大辞泉)

潮境(しおざかい)
意味:異なった二つの潮流の境目。(出典:デジタル大辞泉)

潮頭(しおがしら)
意味:満ちてくる潮の波がしら。(出典:精選版 日本国語大辞典)

潮目の意味②「流れゆく物事が向かう方向。また、情勢が変化するその境目。」

「潮目」の二つ目の意味は「流れゆく物事が向かう方向。また、情勢が変化するその境目。」です。

この意味では、実際の海ではなく時代の流れや情勢などの変化する境目のことを指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・村上元吉とやらは、潮目を読んだ上で行軍経路も決めていたのだろう。
(出典:和田竜『村上海賊の娘 下巻』)

・こう潮目が一方的になると打てる手が限られてしまうのだ。
(出典:石田衣良『波のうえの魔術師』)

・長く闘争に携わってきた小林が潮目を見逃すはずはなかった。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空8』)

・流動的な展開の潮目を読み損なえば、期待値の判断を誤る。
(出典:西尾維新『伝説シリーズ 2 悲痛伝』)

類語

・潮流(ちょうりゅう)
意味:時勢の動き。時代の傾向。(出典:デジタル大辞泉)

潮境(しおざかい)
意味:物事の境目。(出典:デジタル大辞泉)

岐路(きろ)
意味:将来が決まるような重大な場面。(出典:デジタル大辞泉)

端境期(はざかいき)
意味:物事の入れ替わりの時期。(出典:デジタル大辞泉)

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