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潮時とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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潮時

「そろそろ潮時だ」などのように使う「潮時」という言葉。

「潮時」は、訓読みで「しおどき」と読みます。

「潮時」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「潮時」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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潮時の意味

「潮時」には次の二つの意味があります。

1 潮が満ちたり引いたりする時。
2 物事をするのにちょうどよい時。(出典:大辞林 第三版)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

潮時の意味①「潮が満ちたり引いたりする時」

「潮時」の一つ目の意味は「潮が満ちたり引いたりする時」です。

海面の水位が高くなったり低くなったりする時を意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼女はカレンダーで潮時をしらべて、四時の干潮をねらって網の用意をした。
(出典:コレット/石川登志夫訳『青い麦』)

・沖の側には、潮時を見て小舟を乗りつけることのできる割れ目があるに違いない。
(出典:ルブラン/水谷準訳『奇巌城(ルパン・シリーズ)』)

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類語

満ち引きみちひき
意味:満潮と干潮。(出典:大辞林 第三版)

潮合いしおあい
意味:潮の満ち引きの度合(出典:大辞林 第三版)

干満かんまん
意味:潮のみちひ(出典:大辞林 第三版)

潮時の意味②「物事をするのにちょうどよい時」

「潮時」の二つ目の意味は「物事をするのにちょうどよい時」です。

「潮時」は、上記のようにもともと「潮の満ち引きする時」を意味する言葉ですが、比喩的に「物事をするのにちょうど良い時」という意味でも使います。
また、本来の意味ではない「物事の終わり」という意味で使うことも多いです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そのとき二人の男がバーにはいってきたので、出るのにいい潮時だと思った。
(出典:カポーティ/龍口直太郎訳『ティファニーで朝食を』)

・ぼくも仲直りするならいまが潮時だと感じたので、すぐ声をだして読んだ。 
(出典:リルケ/星野慎一訳『マルテの手記』)

・駆け引きそのものが楽しくなりはじめたとき、それが引退の潮時だった。
(出典:クラーク『楽園の泉』)

・いまが、故国へ引き揚げる潮時であることを、誰もが感じていたのである。 
(出典:咲村観『上杉謙信天の巻』)

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類語

好機こうき
意味:物事をするのにちょうどよい機会。(出典:デジタル大辞泉)

時宜じぎ
意味:時がちょうどよいこと。適当な時期・状況(出典:デジタル大辞泉)

チャンスちゃんす
意味:機会。特に、あることをするのに絶好の時期。(出典:大辞林 第三版)

機会きかい
意味:事をするのに最も都合のよい時機。ちょうどよい折。(出典:デジタル大辞泉)

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