漢字
「漢字の書き順を覚える」などのように使う「漢字」という言葉。
「漢字」は、音読みで「かんじ」と読みます。
「漢字」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「漢字」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
漢字の意味
「漢字」には次の意味があります。
・日本で日本語を書き表わすのに仮名とともに用いられる文字で、仮名が主として音韻上の単位にあたるのに対して、漢字は音訓すなわち語の単位に対応する。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「漢字」は元は中国語を表すために生まれた表意文字です。
現在では、中国・日本・韓国などで使われています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・漢字を知らない外国人が何年文字を眺めていたとて読めないのと一緒だ。
(出典:高橋克彦『蒼い記憶』)
・彼女に言わせれば僕は魚博士であり映画博士であり漢字博士でもあった。
(出典:大崎善生『アジアンタムブルー』)
・くずした漢字をたくさんには混ぜずに感じよく書かれてあるのであった。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
・ことばは知っていても漢字で書くと読めないというケースはいくらもある。
(出典:清水俊二『映画字幕の作り方教えます』)
・漢字の一字一字のように、和菓子のひとつひとつには意味があるらしい。
(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)
類語
・真名(まな・まんな)
意味:漢字。(出典:デジタル大辞泉)
・万葉仮名(まんようがな・まんにょうがな)
意味: 漢字の表す意味とは関係なく、漢字の音や訓をかりて国語の音を表記するのに用いた漢字。万葉集に多く用いられているので、この名がある。 (出典:デジタル大辞泉)
・筆画(ひっかく)
意味:文字の画(かく)。(出典:デジタル大辞泉)
・六書(りくしょ)
意味:漢字の成立と用法についての六種の区別、すなわち、象形・指事・会意・形声・転注・仮借(かしゃ)をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・筆墨(ひつぼく)
意味:筆と墨。また、それを用いて書きしるすこと。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉精選版 日本国語大辞典)