滋養
「滋養がある」などのように使う「滋養」という言葉。
「滋養」は、音読みで「じよう」と読みます。
「滋養」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「滋養」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
滋養の意味
「滋養」には次の意味があります。
・からだの栄養となること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
成長や活動をするために必要な栄養になることや、栄養そのものを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・新鮮な空気を吸って、滋養のあるものを食べて、長期の療養生活を送る。(出典:工藤美代子『工藤写真館の昭和』)
・見まわすと、おいしくもあり滋養もあるとわかっている木の実がみつかった。(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 4 金星の火の女神』)
・森の奥で滋養のある朝露を吸っている妖精みたいだ、と青豆は思った。(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
・川の水がたっぷりと滋養分を運んできてくれるから、そこが水田になるのである。(出典:井上ひさし『コメの話』)
・彼らはそれを主に「活字で本を読むこと」によって補うが、もちろん書物なら何でもいいというわけではなく、高度に専門的な本であるほど滋養があると考えられている。(出典:清野静『時載りリンネ!1 はじまりの本』)
類語
・養分(ようぶん)
意味:栄養となる成分。(出典:デジタル大辞泉)
・栄養素(えいようそ)
意味:生物が生活を維持し、生長発育していく上に必要な物質。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・精力(せいりょく)
意味:精神や肉体の活動する力。仕事を成し遂げていく元気。(出典:デジタル大辞泉)
・原動力(げんどうりょく)
意味:すべての事物の活動のもととなる力。また、活動をひき起こすもととなる力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・エネルギー源(えねるぎーげん)
意味:エネルギーを供給する食品中の物質.脂質,タンパク質,利用可能な糖質.(出典:栄養・生化学辞典)