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満喫とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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満喫

「満喫」と書いて「まんきつ」と読みます。

「満たす」と「喫する」。文字の並びを見ただけでも満たされた気持になりませんか。

「喫茶」「喫煙」でおなじみの「喫」の意味も確認しておきましょう。

この記事では「満喫」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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満喫の意味

満喫には次の意味があります。

十分に飲み食いすること。転じて一般に、十分に欲望をみたすこと。心ゆくまで味わうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「喫」には、「飲む」「食う」の他に「こうむる・身に受ける」という意味があることから、存分に味わいつくす、思い切り楽しむなど、飲食はもとより広く感覚を満たされるときに使われています。

名詞ですが、「する」を補って動詞としても使われます。

具体的な使い方や例文は下記の通りです。

使い方・例文

・くだものなどは手を加えずに食べられるものだけに、季節の味を満喫できるありがたい食品で、同時に季節の喜びを端的に教えてくれます。
(出典:平野雅章『食物ことわざ事典』)

・僕らがさかんに旬の味を満喫していると、表のほうでトラックの停まる音がした。
(出典:清野静『時載りリンネ!2 時のゆりかご』)

・そして、地球を離れてから初めての、ちゃんとした入浴の味を満喫した。 かれらは、刺激臭はあるが、よく泡の出る緑色の液体石鹸をふんだんに支給された。
(出典:ハインライン『地球の緑の丘』)

・五十二歳といえば、まだ数年はある幸福を満喫することができる。
(出典:モーリアック/遠藤周作訳『愛の砂漠』)

・当然、このときだけは私も、下僕生活の甘味を残りなく満喫するのでした。
(出典:チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「無名氏の話」』)

・ただ、こういう公演の記録がいつまでも残る形で存在しているということの喜びを満喫するだけである。クナッパーツブッシュは、初めミュンヒェン大学の哲学科で学んだあと、「ヴァーグナーの『パルジファル』におけるクンドリー」というのをドクターの学位論文にしたということだが、そういうことは別として、このレコードをきいていても、クンドリーの役が実におもしろい。
(出典:吉田秀和『世界の指揮者』)

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