深海
「深海調査」などのように使う「深海」という言葉。
「深海」は、音読みで「しんかい」と読みます。
「深海」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「深海」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
深海の意味
「深海」には次の意味があります。
・ふかいうみ。海洋動物学では水深200メートル以上、海洋学では2000メートル以上の深さの海をいう。光が透過せず、光合成は行われない。(出典:デジタル大辞泉)
漢字の通り「深い海」を意味する二字熟語です。
深海の深さに明確な定義はありませんが、一般に海洋動物学では水深200メートル以上、海洋学では2000メートル以上の深さの海を指します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・ある者は深海の底で、ある者はまた大平原で死ぬのだ。
(出典:チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(上)』)
・森の中には月の明かりさえ届かず、この寮舎は深海にあるように静かだ。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (下)』)
・調査が完全にすむまで、あまり深海にもぐるな、といわれているんです。
(出典:小松左京『日本沈没 b下巻』)
・彼ら自身は、深海で待っているものたちの同盟者だと考えている。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書4』)
・すみやかに、深海作業船「しんかい」による捜索を再開すべきではないのか?
(出典:西村京太郎『原子力船むつ消失事件』)
・もっとも、本書のなかの深海潜水記録は、そのごにおいて、更新されている。
(出典:星新一『きまぐれフレンドシップ PART2』)
・一本の深海用ピアノ線をおろし、それをゆっくりと海底ぞいに引きずって行く。
(出典:ドイル/斎藤伯好訳『マラコット海淵』)
・ぶらさがり健康器とか、深海鮫エキスとか、カルチェサントスの時計とかさ。
(出典:糸井重里『糸井重里の萬流コピー塾』)