涼やか
「涼やかな目元」などのように使う「涼やか」という言葉。
「涼やか」は、訓読みで「すずやか」と読みます。
「涼やか」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「涼やか」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
涼やかの意味
「涼やか」には次の意味があります。
・清くさわやかであるさま。すがすがしいさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
爽やかで涼しげなさまを意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・水上をわたる風が涼やかである。
(出典:田辺聖子『新源氏物語』)
・その涼やかで秀麗な容貌は自分のような老人に持ち得ない活力に輝いている。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編』)
・「そんな目で見るな」と言って、グエンは涼やかな笑みを横顔に刻んだ。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(上)』)
・大会の勝利で得たものが、彼女に涼やかな自信を与えたのかもしれない。
(出典:定金伸治『ユーフォリ・テクニカ王立技術院物語』)
・後ろめたい気もしないではないが、英典は涼やかな瞳で嘘をつきつづけた。
(出典:樹生かなめ『~ラベンダー書院物語~ その男、発情中につき』)
類語
・涼しい(すずしい)
意味:清らかで、すがすがしい。(出典:デジタル大辞泉)
・爽やか(さわやか)
意味:さっぱりとして気分のよいさま。気持よくすがすがしいさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・清涼(せいりょう)
意味:さわやかで涼しいこと。冷たくてすがすがしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・涼感(りょうかん)
意味:涼しそうな感じ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・冷涼(れいりょう)
意味:ひんやりとして涼しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)