消耗
「消耗品」などのように使う「消耗」という言葉。
「消耗」は、音読みで「しょうもう」と読みます。
「消耗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「消耗」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
消耗の意味
「消耗」には次の意味があります。
・使って減らすこと。また、使って減ること。(出典:デジタル大辞泉)
「消耗」は正式には「しょうこう」と読みますが、慣用読みで「しょうもう」と読むことがほとんどです。
「消耗」は、体力や気力などのエネルギーを使って減らすこと、という意味で使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・私の神経がひどく消耗していたためにちがいない。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
・七キロの距離を歩くだけで、こうも時間と体力を消耗するとは。
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(全10巻) 機動戦士ガンダムUC 7 黒いユニコーン』)
・乗客は、なぜいつも消耗しきっているのかしら?
(出典:アン・マキャフリー『歌う船』)
・これ以上やったって戦力を消耗するだけに終わる可能性が高いからね。
(出典:児玉ヒロキ『イット』)
・二度の魔法で消耗が激しく、次の魔法を唱えられる自信はない。
(出典:水野良『ロードス島戦記 7 ロードスの聖騎士(下)』)
・連続移動でも、これほどのエネルギー消耗はあり得ない。
(出典:菊地秀行『妖戦地帯1 淫鬼篇』)
・シャルル九世は、消耗性の熱で病の床に臥せっていた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/鹿島茂編訳『王妃マルゴ(下)』)