浪費
「浪費癖」などのように使う「浪費」という言葉。
「浪費」は、音読みで「ろうひ」と読みます。
「浪費」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「浪費」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
浪費の意味
「浪費」には次の意味があります。
・金銭・時間・精力などをむだに使うこと。むだづかい。(出典:デジタル大辞泉)
「彼は、浪費家だ」で 「彼は、むだづかいをする人だ」 という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私にとって貴重な時間をわざと浪費させようとしているとしか思えない。
(出典:池田満寿夫『尻出し天使』)
・それより悪いのは、自分自身を浪費していると知りながら生きる事だよ。
(出典:赤川次郎『死者の学園祭』)
・そのころは氷を浪費することで反作用質量リアクション・マスに使う水を供給していたのだ。
(出典:ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』)
・おれのために浪費されたあの莫大な金は事実おれのものではないのだ。
(出典:ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』)
・それではまるで私があんたの浪費を奨励してゐるやうな事になるやないか。
(出典:森田たま『もめん随筆』)
類語
・濫費(らんぴ)
意味:計画なくむやみについやすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・徒遣(あだづかい)
意味:金品をむだにつかうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・空費(くうひ)
意味:金や時間などを、何の役にも立てず無駄に使うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・蕩尽(とうじん)
意味:財産などを使い果たすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・放蕩(ほうとう)
意味:自分の思うままにふるまうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)