汚染
「川が汚染される」などのように使う「汚染」という言葉。
「汚染」は、音読みで「おせん」と読みます。
「汚染」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「汚染」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
汚染の意味
「汚染」には次の意味があります。
・けがれに染まること。よごれること。また、よごすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
主に、細菌・ガス・放射性物質などの有毒成分やちりなどで汚れたり、汚したりすることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その他に、汚染された水を数日ピラミッド内に置いておくと浄化される。
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)
・地表の大部分は絶望的なまでに放射能で汚染され、用をなさなくなった。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)
・村に侵入し、汚染は拡大し、こうしている間にも被害は広がっている。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・毒の煙は肺を汚染し空気を汚染し自分を殺し他人を殺し国家をも殺す。
(出典:平坂読『ホーンテッド! 3』)
・インデアン居留地から降りてくる道は、ガスで汚染されていないかしら?
(出典:ニーヴン,パーネル『悪魔のハンマー〔下〕』)
類語
・汚濁(おだく)
意味:よごれ濁ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・煙害(えんがい)
意味:煙によって人や動植物などが受ける被害。(出典:デジタル大辞泉)
・公害(こうがい)
意味:事業活動などの人為的な原因から、地域住民や公共一般がこうむる被害や、自然環境の破壊。(出典: デジタル大辞泉 )
・悪臭(あくしゅう)
意味:不快なにおい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・汚損(おそん)
意味:物が汚れたり傷んだりすること。(出典:デジタル大辞泉)