永年
「永年会社に尽くしてきた」などのように使う「永年」という言葉。
「永年」は、音読みで「永年」と読みます。
「永年」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「永年」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
永年の意味
「永年」には次の意味があります。
・ながい年月。ながねん。（出典：デジタル大辞泉）
「永年」をわかりやすく言うと「ながい年月」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・永年の習性だろうか、自分でも意識しないうちにそうしていたのである。
（出典：深谷忠記『寝台特急「出雲」+-の交叉』）
・確かに直江兼続と石田三成は永年の友であり、心を許し合った仲だった。
（出典：隆慶一郎『一夢庵風流記』）
・それは、永年教師をしてきた松井の父親には分かっているはずだった。
（出典：深谷忠記『長崎・壱岐殺人ライン』）
・永年この仕事をやっているが、こんなことを言われたのは初めてだ。
（出典：赤川次郎『結婚案内ミステリー風』）
・私たちを永年にわたって楽しませてくれた名遊撃手という印象が強い。
（出典：山口瞳『草野球必勝法』）
類語
・長年（ちょうねん）
意味：長い年月。ながねん。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・多年（たねん）
意味：長い年月。多くの年月。年来。長年。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・永代（えいたい）
意味：ながい年月。永世。（出典：デジタル大辞泉）
・永劫（えいごう）
意味：限りなく長い年月。ようごう。（出典：デジタル大辞泉）
・積年（せきねん）
意味：年の積もり重なること。積もる年月。長い年月。多年。累年。（出典：精選版 日本国語大辞典）
