正常
「正常運転」などのように使う「正常」という言葉。
「正常」は、音読みで「せいじょう」と読みます。
「正常」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「正常」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
正常の意味
「正常」には次の意味があります。
・正しいとされる状態にあること。また、特に変わったところがなく、普通であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「正」は「ただしい」、「常」は「ふつう」を意味します。
「正常」の対義語は「異常(いじょう)」です。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・自分が、もはや正常ではなくなっているのだと、かれは気がついた。
(出典:ヴォクト/能島武文訳『宇宙船ビーグル号の冒険』)
・とてもじゃないが、正常な神経の持ち主が作ったようには思えなかった。
(出典:乙一『平面いぬ。』)
・何が正常で何が異常なのか、まったく判断がつかないのだ。
(出典:上遠野浩平『あなたは虚人と星に舞う』)
・何かすごいものが正常空間の構造をゆがめたのにちがいない。
(出典:W.W.ショルス,K.H.シェール/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 5 決戦!ヴェガ星域』)
・なんとか正常値の範囲内にとどまっていた。
(出典:ヴォンダ・マッキンタイア/斉藤伯好訳『宇宙大作戦 スター・トレック4/故郷への長い道』)
・「正常範囲内」という言葉が、頭の中でひっきりなしに鳴り続けた。
(出典:パトリシア・コーンウェル『検屍官』)
・正常人に比し低下していたとはいえ、その能力を保有していたのである。
(出典:佐木隆三『深川通り魔殺人事件』)