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悠遠とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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悠遠

「悠遠な時代」などのように使う「悠遠」という言葉。

「悠遠」は、音読みで「ゆうえん」と読みます。

「悠遠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「悠遠」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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悠遠の意味

「悠遠」には次の意味があります。

時間的、空間的に、はるかに遠いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

長い時間が経っていることや、空間的にはるか遠くに隔たっていることを表す言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・自己対自然と云う悠遠な感じがどの作品にも脉打つように流れている。
(出典:小川未明『動く絵と新しき夢幻』)

・これは誠に、この辺一帯の文化開発の悠遠さを物語る一つの証左である。
(出典:金達寿『日本の中の朝鮮文化 7』)

・しかしその巴渦の中にいては落着いて悠遠な境まで入って行くことが出来なかった。
(出典:田山花袋『日本橋附近』)

・この悠遠な古代の印象が、今に残った。
(出典:ヘディン/長尾宏也訳『シルクロード』)

・松影山影、明淨なること白晝の如く、水聲風聲悠遠なること仙寰の如し。
(出典:田山花袋『日光山の奥』)

・彼等をめぐって、悠遠な時間が流れている。 
(出典:井上靖『私の西域紀行(下)』)

・此悠遠な古代の印象が、今に残つた。
(出典:折口信夫『水の女』)

・心にも無い悠遠な事どものみを申し述べました。
(出典:太宰治『ろまん灯籠』)

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