歓談
「しばらくの間ご歓談ください」などのように使う「歓談」という言葉。
「歓談」は、音読みで「かんだん」と読みます。
「歓談」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「歓談」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
歓談の意味
「歓談」には次の意味があります。
・打ち解けて親しく語り合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「歓談」をわかりやすく言うと「楽しみながら話をすること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現役の経営陣とOB役員が一堂に集まって歓談する機会はここしかない。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』)
・扉の向こう側は騒がしく、歓談する人々の声が部屋の中にまで響いてくる。
(出典:三雲岳斗『旧宮殿にて』)
・こうして歓談の場はダブルデートのような雰囲気になってしまった。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・ラウンジでは老人三人がまんなかのテーブルをかこんで歓談していた。
(出典:阿部牧郎『篠懸の遠い道』)
・そして一方では私と歓談しながら、一方では原稿を書いた。
(出典:豊島与志雄『聖女人像』)
類語
・談笑(だんしょう)
意味:心安く、話したり笑ったりすること。打ち解けて楽しく話し合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・懇談(こんだん)
意味:じっくりと親しく話し合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・対談(たいだん)
意味:向かい合って話し合うこと。また、ある事柄について二人で話し合うこと。対話。(出典:デジタル大辞泉)
・面談(めんだん)
意味:面会して直接に話すこと。面話。面議。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・雑談(ざつだん)
意味:さまざまな内容のことを気楽に話すこと。また、その話。とりとめのない話。(出典:デジタル大辞泉)