欠員
「多くの欠員が出て中止になった」などのように使う「欠員」という言葉。
「欠員」は、音読みで「けついん」と読みます。
「欠員」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「欠員」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
欠員の意味
「欠員」には次の意味があります。
・定員に満たないこと。また、その数。(出典:デジタル大辞泉)
「欠員」とは、一定数に足りない、欠けていることをことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・次から次へと欠員ができ、それを補充する熟練兵が払底しているのだ。
(出典:ハインライン『宇宙の戦士』)
・数日前までは、締切時間には、わずか五人か六人の欠員しかなかった。
(出典:ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(上)』)
・ジャーヴィスが銀行に欠員のあることを耳にしたら、ご一報ください。
(出典:ウェブスター/北川悌二訳『続あしながおじさん』)
・しかし会社側からは京都支店の事務欠員にどうだという申し出がなされていた。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
・しかし、その船は水夫の欠員がなかったので、彼の要求はしりぞけられた。
(出典:メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(上)』)
類語
・欠損(けっそん)
意味:物の一部が欠けてなくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・欠落(けつらく)
意味:一部分が欠け落ちること。(出典:デジタル大辞泉)
・脱落(だつらく)
意味:行動をともにしてきた集団や仲間についていけなくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・不備(ふび)
意味:必要なものが完全にはそろっていないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・手落ち(ておち)
意味:手続きや仕事の上で不足や欠点があること。また、そのような箇所。(出典:デジタル大辞泉)