樹海
「樹海に迷い込む」などのように使う「樹海」という言葉。
「樹海」は、音読みで「じゅかい」と読みます。
「樹海」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「樹海」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
樹海の意味
「樹海」には次の意味があります。
・広い範囲に樹木が繁茂し、見下ろすと海のように見える所。(出典:デジタル大辞泉)
森林がよく発達すると、高所から見下ろすと緑の海のように見えることから「樹海」と呼ばれます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・樹海の近くまで車で来て、死体が遺棄されたという状況が濃厚になった。
(出典:森村誠一『棟居刑事の悪夢の塔』)
・樹海に点在する人間の集落は、すべてこういった高い壁で守られている。
(出典:千葉暁『アルス・マグナ1 大いなる秘法 白き魔王』)
・樹海では、生まれつき髪や肌が白い子どもを〈忌むべき子〉として嫌う。
(出典:千葉暁『アルス・マグナ2 大いなる秘法 光と闇の双生児』)
・ただ、樹海のほとりにつづくであろう一本の白い道が頼子の前にあった。
(出典:松本清張『波の塔(下)』)
・次の瞬間、ティアは樹海中に響き渡るような大声で泣きだしていた。
(出典:千葉暁『アルス・マグナ4 大いなる秘法 邪教の都』)
・死体現象は進んでいたが、樹海内に棲息する動物による損傷はなさそうである。
(出典:森村誠一『棟居刑事の悪夢の塔』)
・この城から出ても、外は一面の樹海なんだから。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night セイバー -v1.00』)
・街から遥かに離れた市外、まだ人の手が入っていない広大な樹海よ。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 凛 Unlimited Blade Works TrueEnd -Brilliant Years』)