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横断的とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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横断的

「組織横断的な取り組み」などのように使う「横断的」という言葉。

「横断的」は、音読みで「おうだんてき」と読みます。

「横断的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「横断的」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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横断的の意味

「横断的」には次の意味があります。

異なる分野・種類などを超えたつながりがあるさま。(出典:デジタル大辞泉)

「横断的」という言葉を言い換えると、「特定の枠組みにとらわれず、複数の分野にまたがっている様子」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・組合の仕事をやることによるもう一つのプラスは、会社の中を横断的に知ることが出来る点だ。
(出典:諸井薫『男とは何か』)

・それは、一時期の横断的像を、すなわち長い人生のある部分にすぎないことを、全体であると錯覚することにもよってもたらされているのではないだろうか。
(出典:浅野誠『ビジネスマンの精神病棟』)

・対外試合やコンクールには普通に参加しているが、学校の中でクラブや学年の垣根を越えて横断的に何かを作り上げるという行事は残念ながら存在しない。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 6 横浜騒乱編 <上>』)

・大・中・少佐クラス約四十名から成るこの一夕会の誕生は、陸軍中枢に従来の派閥にとらわれない新勢力が横断的結合を意図して擡頭したことを意味した
(出典:五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』)

・歴史学上の問題はおくとしても、作者は小説に托して諸子百家の思想課題を横断的にとり上げているようにも思われる
(出典:酒見賢一『墨攻』)

・あるひとりの人間の、ある時期の横断的解釈なのだ。
(出典:浅野誠『ビジネスマンの精神病棟』)

・諸文化から文化意識が指導的イデーとして抽出され、それが主体化され主題化されることは、諸文化に沿い諸文化に即しながらクリティシズムの組織が横断的に結成されるということに、正確に該当するわけである。
(出典:戸坂潤『クリティシズムと認識論との関係』)

・つまり、いくつかのコードによって複数の神話から対立関係が横断的に取り出されるとき、個々の神話の筋は、神話間を横断するそのコード化の断面によって解体されてしまっているのである。
(出典:小田亮『レヴィ=ストロース入門』)

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