梅酒
「手作りの梅酒」などのように使う「梅酒」という言葉。
「梅酒」は、湯桶読みで「うめしゅ」と読みます。
「梅酒」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「梅酒」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
梅酒の意味
「梅酒」には次の意味があります。
・焼酎に青梅の実を氷砂糖とともに漬け込み、熟成させてつくる果実酒。独特の果実香と酸味がある。日本を代表するリキュールで、夏季の暑気払いや疲労回復に古くから親しまれてきた。アルコール度数は8~15度程度。(出典:飲み物がわかる辞典)
「梅酒」とは、日本を代表するリキュールで、青梅の実を氷砂糖とともに蒸留酒に漬け込み熟成させた梅のお酒のことです。
数か月から長いものでは数年熟成させて成分を抽出します。
家庭でも簡単に作ることができます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それで二人は、おとなりから頂戴物の梅酒を台所で水にうすめて飲む。
(出典:南條竹則『酒仙』)
・盗み酒をしたと言ってもそれは梅酒だったが、小学生の頃に少しずつ飲んで一本をからにしてしまった。
(出典:吉村昭『一家の主』吉村昭『一家の主』)
・梅の実を焼酎で漬けて梅酒を作り、稲刈りの日に飲むのが昔からの習慣だった。
(出典:南木佳士『阿弥陀堂だより』)
・八百屋の店先に並んでいる青梅は、みんな梅酒用かと思うとそうでもないようだ。
(出典:東海林さだお『トンカツの丸かじり』)
・あるいはまた、青梅酒などという中国の梅酒のような薬酒の若いものはやはり美しい緑色をしている場合もある。
(出典:坂口謹一郎『古酒新酒』)
類語
・酒(さけ)
意味:一般にアルコール分を含有する液体飲料をいう。合成清酒・焼酎(しょうちゅう)・みりん・ビール・果実酒類・ウイスキー類など多くの種類がある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・リキュール
意味:アルコールや蒸留酒に、糖分・果実エキス・香料などを加えた混成酒。フランスが本場。キュラソー・ペパーミント・ベルモットなどがあり、ディジェスチフやカクテルの材料とする。(出典:デジタル大辞泉)
・アルコール飲料(あるこーるいんりょう)
意味:アルコール分を含んだ飲み物。日本酒、ビール、ワイン、ウイスキーなど、酒類の総称。(出典:飲み物がわかる辞典)
・蒸留酒(じょうりゅうしゅ)
意味:醸造酒・醸造かすなどをさらに蒸留してつくる、アルコール分が多く、味の強烈な酒。(出典:デジタル大辞泉)
・果実酒(かじつしゅ)
意味:焼酎などの蒸留酒に果実を漬け込んだ飲み物。(出典:デジタル大辞泉)