月謝
「月謝を支払う」などのように使う「月謝」という言葉。
「月謝」は、音読みで「げっしゃ」と読みます。
「月謝」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「月謝」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
月謝の意味
「月謝」には次の意味があります。
・継続的に教えや指導を受ける謝礼として毎月支払う金。また、学生、生徒の出す毎月の授業料。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「月謝を支払う」は「謝礼を支払う」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あんたにかけた月謝の分、返してくれって言ってるんじゃないのよ。
(出典:向田邦子『隣りの女』)
・確かにあたしは高校の月謝の三千数百円しか持って出なかった。
(出典:内田春菊『あたしが海に還るまで』)
・先生の月謝なんか、みんなその場で書いて「はい」って先生に渡すしね。
(出典:黒柳徹子『チャックより愛をこめて』)
・それに又月謝やその他の費用がとても民衆には払われるものでない。
(出典:小川未明『人間性の深奥に立って』)
・月謝の代わりにおばあちゃまの弟子たちに英語を教えるという約束だった。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 横溝正史 「支那扇の女 他一篇」』)
類語
・代金(だいきん)
意味:品物の買い手が売り手に支払う金。代価。(出典:デジタル大辞泉)
・料金(りょうきん)
意味:何かを使用または利用したことに対して支払う金銭。運輸機関では、運賃とは別に支払われる、グリーン車・寝台などの使用代金をいう。(出典:デジタル大辞泉)
・手数料(てすうりょう)
意味:手数をかけたことに対する報酬として支払う金銭。(出典:デジタル大辞泉)
・会計(かいけい)
意味:代金の支払い。勘定。(出典:デジタル大辞泉)
・勘定(かんじょう)
意味:代金を支払うこと。また、その代金。(出典:デジタル大辞泉)