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構成とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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構成

「家族構成」などのように使う「構成」という言葉。

「構成」は、音読みで「こうせい」と読みます。

「構成」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「構成」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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構成の意味

「構成」には次の二つの意味があります。

1 いくつかの要素を一つのまとまりのあるものに組み立てること。また、組み立てたもの。
2 文芸・音楽・造形芸術などで、表現上の諸要素を独自の手法で組み立てて作品にすること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

構成の意味①「いくつかの要素を一つのまとまりのあるものに組み立てること。また、組み立てたもの。」

「構成」の一つ目の意味は「いくつかの要素を一つのまとまりのあるものに組み立てること。また、組み立てたもの。」です。

わかりやすく言うと「各部分を集めて組み立てること。または、その組み立てたもの」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この会議は彼の指揮下にある将校たちによって構成されていた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』)

・そしてその状況を構成していたいくつかの要素が、ほぼ同時に消えた。
(出典:片岡義男『物のかたちのバラッド』)

・だがそのマシンを八ビットで構成するという点には、承服できなかった。
(出典:富田倫生『パソコン創世記』)

・いまやパトロール隊の大艦隊の各構成単位は、その仕事にとりかかった。
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 3 第二段階レンズマン』)

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類語

体制(たいせい)
意味:物の組み立てられた状態。かたち。さま。なり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

組織(そしき)
意味:組み立てること。また、組み立てられたもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

骨組み(ほねぐみ)
意味:物事の全体を支える構造・仕組。(出典:精選版 日本国語大辞典)

構造(こうぞう)
意味:一つのものを作り上げている部分部分の材料の組み合わせ方。(出典:デジタル大辞泉)

構成の意味②「文芸・音楽・造形芸術などで、表現上の諸要素を独自の手法で組み立てて作品にすること。」

「構成」の二つ目の意味は「文芸・音楽・造形芸術などで、表現上の諸要素を独自の手法で組み立てて作品にすること。」です。

わかりやすく言うと「各部分の表現の仕方を組み立てて一つの作品にすること」という意味になります。
「構成作家」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・一生かかったって、この構成の美はなかなか容易なことじゃないぞ。
(出典:横光利一『旅愁』)

・いままで小説の構成の仕方ばかり見てきましたから、今度は構成の結果を見てみませう。
(出典:堀辰雄『室生さんへの手紙』)

・ちょうどロケ隊の構成作家の枠に欠員が出たので亜季実をそこにまぎれこませるくらい和也の立場ではたやすいことだった。
(出典:梅田みか『別れの十二か月』)

・しかし、三十一字で構成される短歌は、作者によって暗記され易かった。
(出典:宮本百合子『今日の日本の文化問題』)

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類語

組成(そせい)
意味:いくつかの要素、成分から組み立てること。また、その組立。(出典:精選版 日本国語大辞典)

形成(けいせい)
意味:一つのまとまったものに作り上げること。形づくること。(出典:デジタル大辞泉)

発生(はっせい)
意味:はえ出ること。うまれ出ること。また、物事の起こること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

偶成(ぐうせい)
意味:偶然にできること。ふとした思いつきでできること。また、そのできたもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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