暴言
「暴言を吐く」などのように使う「暴言」という言葉。
「暴言」は、音読みで「ぼうげん」と読みます。
「暴言」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「暴言」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
暴言の意味
「暴言」には次の意味があります。
・礼を失した乱暴な言葉。無礼で、むちゃな発言。(出典:デジタル大辞泉)
「暴言」という言葉をわかりやすく言うと、「失礼で突飛な発言」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・困難な任務を控えているのだから、あんたの暴言も聞きのがしてやろう。
(出典:K・H・シェール『ドイツSF/シェール初期長編(全4巻) 1 地底のエリート』)
・いや今夜の社長に対する暴言だけでも、処分の理由は十分すぎるくらいだ。
(出典:夏樹静子『アリバイの彼方に』)
・こういう暴言を吐かせるような要素が電話という機械にはあるような気がする。
(出典:塩田丸男『口下手は損ですか 面白い話をするための12章』)
・これが彼らなりの褒め言葉だとわかっていても、とんでもない暴言である。
(出典:雪乃紗衣『彩雲国物語 2 黄金の約束』)
・私は今度はそのバッグを、おしゃれな友人に見せ、夫の暴言を訴えた。
(出典:林真理子『美女入門』)
類語
・放言(ほうげん)
意味:他への影響などを考えずに、思ったままを口に出すこと。無責任な発言。(出典:デジタル大辞泉)
・失言(ほうげん)
意味:言うべきではないことを、うっかり言ってしまうこと。また、その言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・妄言(もうげん)
意味:根拠もなくみだりに言う言葉。でまかせの言葉。ぼうげん。(出典:デジタル大辞泉)
・無駄口(むだぐち)
意味:つまらないおしゃべり。むだごと。(出典:デジタル大辞泉)
・過言(かごん)
意味:度を過ぎた言葉。無礼な言葉。(出典:デジタル大辞泉)