暗号
「暗号化」などのように使う「暗号」という言葉。
「暗号」は、音読みで「あんごう」と読みます。
「暗号」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「暗号」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
暗号の意味
「暗号」には次の意味があります。
・通信の内容が相手以外にわからないように、当事者の間だけで決めた記号。軍事・外交・警察・商業などで使われる。(出典:デジタル大辞泉)
ログインパスワードが「****」や「・・・」などになり自分しかわからず、周囲の人に知られないようにされた伏字を「暗号化」と言ったりします。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・何故ならば暗号というものはある種の原則によって成立しておるからです。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』)
・妻は相手が何者かを知っていて、その変な暗号もわかっている。
(出典:三上於菟吉『踊る人形』)
・どうしたわけか海軍省が警戒して、暗号をすっかり変えてしまったのだ。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 最後の挨拶』)
・やはりこの暗号は解けないのかもしれない。
(出典:三雲岳斗『レベリオン 第4巻』)
・あの艦には高度な暗号分析コンピューターも搭載されていましたから。
(出典:小川一水,田中芳樹『レインボウ・プラネット 灼熱の竜騎兵シェアードワールズ』)
類語
・符号(ふごう)
意味: ある情報を伝達するために体系的に使われる記号。(出典:デジタル大辞泉)
・合言葉(あいことば)
意味:前もって打ち合わせておいて、味方どうしであることを確認する合図の言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・モールス符号(もーるすしんごう)
意味:米国のS=F=B=モースが考案した通信符号。長短2種の組み合わせによって文字を表す。(出典:デジタル大辞泉)
・パスワード
意味:コンピューターに記憶されている情報の利用の際に入力する符号。(出典:デジタル大辞泉)
・符丁(ふちょう)
意味:仲間うちだけに通用する言葉。隠語。合い言葉。(出典:デジタル大辞泉)