春分の日
「明日は春分の日である」などのように使う「春分の日」という言葉。
「春分の日」は、「春分」を音読み「日」を訓読みで「しゅんぶんのひ」と読みます。
「春分の日」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「春分の日」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
春分の日の意味
「春分の日」には次の意味があります。
・「自然をたたえ、生物をいつくしむ」趣旨の国民の祝日。毎年3月21日ごろ。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
春分の日は昼夜の時間がほぼ等しく、春の彼岸の中日にもあたる日になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・春分の日というのに、山の小屋のまわりには雪がいっぱいある。
(出典:高村光太郎『山の春』)
・医者へ行こうとしたが、この日はあいにく春分の日にて休診。
(出典:星新一『きまぐれ暦』)
・この庭園は、毎年春分の日と秋分の日は一般に無料公開もされ、長い列ができるそうである。
(出典:姉小路祐『風水京都・竹の殺人』)
・春分の日を過ぎても、春は名のみで、寒風が身にしみた。
(出典:小林信彦『紳士同盟ふたたび』)
・しかも、春の建物群の向いている南東九度は、一六一五年の春分の日の、月の出の方角と一致しているという。
(出典:柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』)
類語
・春分(しゅんぶん)
意味:春の彼岸の中日で新暦の三月二一日頃にあたり、昼夜はほぼ同時間。(出典:日本国語大辞典)
・彼岸(ひがん)
意味:春分,秋分の日を中央にはさむ7日間。(出典:百科事典マイペディア)
・立春(りっしゅん)
意味:現行暦の2月4,5日。冬至と春分のちょうど中間。節分の翌日。(出典:百科事典マイペディア)
・立夏(りっか)
意味:春分と夏至(げし)のちょうど中間。旧暦では夏の始まり。(出典:百科事典マイペディア)
・秋分(しゅうぶん)
意味:9月23日ごろで,太陽は真東から出て真西に入り,理論上昼夜の長さが等しい。(出典:百科事典マイペディア)