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早乙女とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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早乙女

「早乙女たち」などのように使う「早乙女」という言葉。

「早乙女」は、「さおとめ」または「そうとめ」と読みます。

「早乙女」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「早乙女」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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早乙女の意味

「早乙女」には次の意味があります。

陰暦五月頃、田植えに従事する少女。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「早乙女」を分かりやすくいうと、「田植えをする若い女の人」のことです。「さおとめ」の音変化で、「そうとめ」と読む場合もありますが、意味は同じです。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・田植は御承知の通り今でもほぼ昔のままに、早乙女を一家の外からも頼んでくる。
(出典:柳田国男『木綿以前の事』)

・同じ田植え女でも、日本の早乙女とは肉と野菜ほどにも違っていた。
(出典:阿久悠『続・瀬戸内少年野球団紅顔期』)

早乙女の苦々しい顔を見る前から、桐原には何の話かわかっていた。
(出典:深谷忠記『タイム』)

・そう言えば早乙女はどことなく、女教師のような雰囲気があった。
(出典:大崎善生『アジアンタムブルー』)

早乙女のユリを救おうとする気持ちが、自分の何かを救ってくれたように思えてならなかった。
(出典:大崎善生『アジアンタムブルー』)

・畑中の左側、腹の前で両手を組んで座っている早乙女は五十九歳。
(出典:深谷忠記『タイム』)

・泥や水に汚れるといふのに、特に新しく綺麗なものに着替へて來るのが早乙女の風習である。
(出典:島木健作『生活の探求』)

・小雨の中に、早乙女が赤い襷をかけ、笠をかむって田植えをしている。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 12 夜鴉(よがらす)おきん』)

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