文献
「信頼できる文献」などのように使う「文献」という言葉。
「文献」は、音読みで「ぶんけん」と読みます。
「文献」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「文献」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
文献の意味
「文献」には次の意味があります。
・特定のテーマをよく知るための拠り所,典拠となるものの総称。(出典:図書館情報学用語辞典 第5版)
「文献」をわかりやすく言うと「研究上の参考資料となる文書・書物」という意味になります。
「文」は「書籍」、「献」は「賢人」を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これは、歴史的に文献にも残っている話です。
(出典:大川隆法『秘密の法』)
・ここでも筆者は文献にあるままを伝える立場にあることを繰返しておく。
(出典:大岡昇平『ながい旅』)
・おそらく部屋の中から発見された共産主義の文献のせいだったと思われる。
(出典:三好徹『チェ・ゲバラ伝』)
・ひとのみちにはキリスト教や仏教のような文献上や文学上の長所がない。
(出典:戸坂潤『思想と風俗』)
・この伝説は、日本各地に伝えられており、様々な文献にも記録されてきた。
(出典:梅原克文『カムナビ(上)』)
類語
・典拠(てんきょ)
意味:頼りにできる根拠。文献などにみえる、しっかりしたよりどころ。(出典:デジタル大辞泉)
・文学(ぶんがく)
意味:思想や感情を、言語で表現した芸術作品。詩歌・小説・戯曲・随筆・評論など。(出典:デジタル大辞泉)
・詞章(ししょう)
意味:文字によって表現された言葉。詩歌や文章。(出典:デジタル大辞泉)
・文芸(ぶんげい)
意味:言語によって表現される芸術の総称。詩歌・小説・戯曲などの作品。(出典:デジタル大辞泉)
・出典(しゅってん)
意味:引用した語句の情報源である文献のことである。(出典:デジタル大辞泉)