敷設
「敷設」などのように使う「敷設」という言葉。
「敷設」は、音読みで「ふせつ」と読みます。
「敷設」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「敷設」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
敷設の意味
「敷設」には次の意味があります。
・広い範囲に設置すること。(出典:デジタル大辞泉)
鉄道や水道やガス管などを設置する際に使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アメリカの鉄道が、どんなふうにして敷設されるかはよく知られている。
(出典:ヴェルヌ/鈴木力衛訳『月世界旅行』)
・四日間程度で残りの地雷を敷設してしまいたいと考えていた。
(出典:R・エイヴァリー『コンラッド消耗部隊(全4巻) 3 ゼロスの戦争ゲーム』)
・船岡駅には駅員もいなければ、電話も敷設されてはいない。
(出典:津村秀介『異域の死者』)
・ケーブルの敷設工事の事前研修会から戻ったところである。
(出典:南里征典『成城官能夫人』)
・室内にはレールが敷設され、その上をトロッコが製品をのせて運んでいた。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)
類語
・敷く(しく)
意味:設置する。敷設する。(出典:デジタル大辞泉)
・建設(けんせつ)
意味:建物・施設・道路などを、新たに造ること。(出典:デジタル大辞泉)
・据付(すえつけ)
意味:すえつけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・営造(えいぞう)
意味:建造物や施設をつくること。(出典:デジタル大辞泉)
・普請(ふしん)
意味:建築工事。(出典:デジタル大辞泉)