敷地
「敷地範囲」などのように使う「敷地」という言葉。
「敷地」は、音読みで「しきち」と読みます。
「敷地」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「敷地」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
敷地の意味
「敷地」には次の意味があります。
・建物や道路・河川などに使う一定区域の土地。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、「範囲を決められた場所」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・広い庭と屋敷とを内側に抱いて、塀が敷地のまわりを囲んでおりました。
(出典:乙一『天帝妖狐』)
・どうやら、祭は敷地のごく限られた部分で行なわれているようだった。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書2』)
・同じ敷地のなかにある、平屋建ての離れに行こうとしているようだった。
(出典:宮部みゆき『孤宿の人 (上)』)
・わずかな庭のスペースをへて、敷地の南側で接している隣家との境界だ。
(出典:片岡義男『道順は彼女に訊く』)
・大学の敷地から外に出て商店街に入り、教授が言った方向へ彼は歩いた。
(出典:片岡義男『七月の水玉』)
類語
・私有地(しゆうち)
意味:個人の所有する土地。(出典:デジタル大辞泉)
・土地(とち)
意味:耕地や宅地など、さまざまに利用する地面。地所。(出典:デジタル大辞泉)
・所有地(しょゆうち)
意味:所持している土地。所有権のある土地。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・領域(りょういき)
意味:その領分とされる区域。また、そのものの関係のおよぶ範囲。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スペース
意味:空間。場所。(出典:デジタル大辞泉)