敗北
「決定的に敗北」などのように使う「敗北」という言葉。
「敗北」は、音読みで「はいぼく」と読みます。
「敗北」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「敗北」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
敗北の意味
「敗北」には次の意味があります。
・ 戦いに負けて逃げること。敗走。また、現代では単に、負けることをいう。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「ライバルとの戦いで敗北した」であれば、「ライバルとの戦いに負けた」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただ自分の心のこの敗北とこの崩壊を見せまいと願っていただけである。
（出典：モーリアック／遠藤周作訳『愛の砂漠』）
・つまり君はわざわざ自分を敗北者へ持って行くようなことをしたんだ。
（出典：海野十三『心臓盗難』）
・きょうだいであること、その絶対性に私は敗北しなければならなかった。
（出典：姫野カオルコ『喪失記 -処女三部作2』）
・わずかに一枚のカードの差が、決定的な敗北へと自分を追いやっている。
（出典：冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気』）
・奴らは勝利の味を知らなくても、少なくとも敗北だけはまぬがれている。
（出典：ワイルド／渡辺純訳『ドリアン・グレイの肖像』）
類語
・負け（まけ）
意味：まけること。（出典：デジタル大辞泉）
・敗走（はいそう）
意味：戦いに敗れて逃げ走ること。（出典：デジタル大辞泉）
・敗戦（はいせん）
意味：戦争・試合などに負けること。（出典：デジタル大辞泉）
・負け戦（まけいくさ）
意味：戦いに負けること。（出典：デジタル大辞泉）
・敗退（はいたい）
意味：負けてしりぞくこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
