故郷
「故郷に帰る」などのように使う「故郷」という言葉。
「故郷」は、音読みで「こきょう」と読みます。
「故郷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「故郷」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
故郷の意味
「故郷」には次の意味があります。
・生まれ育った土地。ふるさと。郷里。(出典:デジタル大辞泉)
「故郷」は「ふるさと」とも読み、「郷」の一字だけでも「ふるさと」という意味を持ちます。
「故」は「もともとの」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・故郷はそれ程までにいいものだろうかと、時々不思議になることがある。
(出典:金史良『故郷を想う』)
・心残りなく古郷へ帰れる。
(出典:広津柳浪『今戸心中』)
・君は、僕の故郷の土地が生み出すことのある種類の人間たちの一人だ。
(出典:ロラン・ロマン『ベートーヴェンの生涯』)
・北さんと一緒に故郷の家を訪れてみないかというのである。
(出典:太宰治『帰去来』)
・精神的な第二の故郷を求める旅に出ることが、真摯な人には往々ある。
(出典:豊島与志雄『故郷』)
類語
・出身地(しゅっしんち)
意味:その人が生まれた土地。また、育った土地。(出典:デジタル大辞泉)
・郷里(きょうり)
意味:生まれた土地。生まれ故郷。ふるさと。郷閭。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・出生地(しゅっしょうち)
意味:出生した土地。しゅっせいち。(出典:デジタル大辞泉)
・生まれ(うまれ)
意味:生まれた所。出生地。(出典:デジタル大辞泉)
・田舎(いなか)
意味:生まれ故郷。郷里。父母や祖父母のふるさとについてもいう。(出典:デジタル大辞泉)