改正
「法律を改正する」などのように使う「改正」という言葉。
「改正」は、音読みで「かいせい」と読みます。
「改正」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「改正」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
改正の意味
「改正」には次の意味があります。
・不適当なところや、不備な点を改めること。主に、規則・規約・法令などについて使う。(出典:デジタル大辞泉)
上記の意味の如く、不十分な点を変えてよくすることを意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その根拠は、一九八〇年にアメリカで著作権法が改正されたことにある。
(出典:東野圭吾『白夜行』)
・この新聞で見ると牛乳協定は非常に農民の利益を計って改正されている。
(出典:宮本百合子『新しきシベリアを横切る』)
・広い改正道路へ出る手前に新しく架けられたコンクリートの橋があった。
(出典:宮本百合子『乳房』)
・イタリアでは、前年に政権を獲得したムッソリーニが選挙法を改正する。
(出典:橋本治『二十世紀(上)』)
・一八七七年大学令の改正委員が選ばれた時も、彼は仲間に入れられた。
(出典:寺田寅彦『レーリー卿(Lord Rayleigh)』)
類語
・改定(かいてい)
意味:法律・制度など以前のものを改めて新しく定めること。(出典:デジタル大辞泉)
・補正(ほせい)
意味:足りないものを補ない、間違いを正しく直すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・修正(しゅうせい)
意味:不十分・不適当と思われるところを改め直すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・改善(かいぜん)
意味:物事の悪い面を改めてよくすること。よい方向へ改めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・変更(へんこう)
意味:決められた物事などを変えること。(出典:デジタル大辞泉)