支出
「支出を抑える」などのように使う「支出」という言葉。
「支出」は、音読みで「ししゅつ」と読みます。
「支出」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「支出」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
支出の意味
「支出」には次の意味があります。
・ある目的のために自分の所有する金銭や物品を支払うこと。また、その金品。(出典:デジタル大辞泉)
「支出」とは、収入の対義語で、買い物をしたり、サービスを利用するなどした際に、お金を使うことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・パリの現在の収入支出をよく承知している人と旅行したいと思います。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・財の消費において価値が発生するのであり、労働は支出として機能する。
(出典:中山元『フーコー入門』)
・お母さんは大変な収入があったんですけど、大変な支出もあったんですねえ。
(出典:淀川長治『続・私の映画の部屋』)
・学校の予算枠が決まっていて、追加支出を認めてくれないからだった。
(出典:中川靖造『創造の人生 井深大』)
・その新築の金を江坂商事から支出することに同意してくれというのだった。
(出典:松本清張『空の城』)
類語
・出金(しゅっきん)
意味:金銭を出すこと。また、その金銭。出銀。(出典:デジタル大辞泉)
・支払い(しはらい)
意味:品物やサービスなどに対して、金銭を払い渡すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・決済(けっさい)
意味:代金や証券・商品、または売買差金の受け渡しによって、売買取引を終了すること。(出典:デジタル大辞泉)
・出資(しゅっし)
意味:資金を出すこと。特に、事業を営むための資金として、金銭その他の財産または労務・信用を会社または組合にだすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・出銭(でせん)
意味:支出される金銭。(出典:デジタル大辞泉)