搭乗
「空港の搭乗口」などのように使う「搭乗」という言葉。
「搭乗」は、音読みで「とうじょう」と読みます。
「搭乗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「搭乗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
搭乗の意味
「搭乗」には次の意味があります。
・船舶や航空機などに乗り込むこと。(出典:デジタル大辞泉)
上記のように、「搭乗」は船、飛行機、宇宙船などに使いますが、同様の意味を持つ「乗車」は自動車、電車など車輪がついたものに使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・搭乗客名簿に記載されていたのであるから、必ず乗っているはずである。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(下)』)
・空港では搭乗までロビーで話をし、時間となってそこでふたりは別れた。
(出典:片岡義男『物のかたちのバラッド』)
・二番機の搭乗口付近で、田辺と狩谷が機体の点検をしているのが見える。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 2-5121小隊の日常』)
・搭乗予定の全員が乗り込んだことを確認したオフィサーがドアを閉めた。
(出典:九条公人『サクっとEVANGELION』)
・母親にとってヘリコプターの搭乗口は、家の入口と同じように思えた。
(出典:近藤紘一『妻と娘の国へ行った特派員』)
類語
・乗車(じょうしゃ)
意味:鉄道・バスなどに乗ること。(出典:デジタル大辞泉)
・乗船(じょうせん)
意味:鉄道・バスなどに乗ること。(出典:デジタル大辞泉)
・添乗(てんじょう)
意味:旅行社などの係員が乗客の世話や案内のために、付き添って同じ乗り物に乗ること。(出典:デジタル大辞泉)
・便乗(びんじょう)
意味:他人の乗り物に、ついでに乗せてもらうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・同乗(どうじょう)
意味:一つの乗り物に一緒に乗ること。乗り合わせること。(出典:デジタル大辞泉)