推奨
「手洗いを推奨する」などのように使う「推奨」という言葉。
「推奨」は、音読みで「すいしょう」と読みます。
「推奨」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「推奨」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
推奨の意味
「推奨」には次の意味があります。
・すぐれている点をあげて、人にすすめること。(出典:デジタル大辞泉)
「推」と「奨」はどちらも「すすめる」という意味を持つ漢字です。
「推奨」は同じ意味の漢字を重ねた二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・記者もワープロを使うよう総務が推奨しているが誰も手をつけない。
(出典:横山秀夫『クライマーズ・ハイ』)
・記憶にないとしても念の為に病院で診察を受けることを推奨する。
(出典:井上堅二『バカとテストと召喚獣 3.5』)
・僕たちもいい年頃だし、自由な恋愛は大いに推奨されるべきだと思う。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 07』)
・すると武蔵が一人だけござりますと言って、都甲太兵衛という人物を推奨した。
(出典:坂口安吾『青春論』)
・共通の推奨馬が先頭を切ってゴールへ入ったとき、いいようのない一体感で二人は結ばれる。
(出典:阿部牧郎『オフィスラブ――甘い誘惑』)
類語
・勧める(すすめる)
意味:相手にあることをするように働きかける。(出典:大辞林 第三版)
・選奨(せんしょう)
意味:優秀なものを選んですすめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・勧告(かんこく)
意味:ある行動をとるように説きすすめること。(出典:デジタル大辞泉)
・奨励(しょうれい)
意味:ある事柄を、よいこととして、それをするように人に強く勧めること。(出典:デジタル大辞泉)
・薦挙(せんきょ)
意味:ある地位や仕事にふさわしい人としてすすめること。(出典:大辞林 第三版)