掘削
「トンネル開通のために山を掘削する」などのように使う「掘削」という言葉。
「掘削」は、音読みで「くっさく」と読みます。
「掘削」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「掘削」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
掘削の意味
「掘削」には次の意味があります。
・地盤や岩盤を掘り取ったり削り取ったりすること。また、掘って穴をあけること。(出典:デジタル大辞泉)
主に道路や運河などを開通したり、資源を掘り起こしたりする工事などで地殻を掘ることを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・要するに数層を一度に掘削したり、上下層を逆転させてはいけないのだ。
(出典:梅原克文『カムナビ(上)』)
・数十台のブルドーザーやレッカーがうなりをあげて掘削作業をはじめた。
(出典:光瀬龍『作戦NACL』)
・王は石垣を築いて何をしたかということになるが、実は運河を掘削したのである。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)
・もちろん他に進める道がある限り掘削する計画は立てられない。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 1』)
・起きあがって掘削部に目を向けたとき、美由紀はその理由を知った。
(出典:松岡圭祐『千里眼 堕天使のメモリー』)
類語
・ボーリング
意味:地質調査や地下資源の採取などを目的として地中に細く深い穴を掘ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・穿つ(うがつ)
意味:穴をあける。掘る。また、突き通す。貫く。(出典:デジタル大辞泉)
・採掘(さいくつ)
意味:土を掘って、鉱物などを取ること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・穿孔(せんこう)
意味:穴をあけること。穴のあくこと。また、そのあいた穴。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・開削(かいさく)
意味:土地を切り開いて道路や運河などを通すこと。(出典:デジタル大辞泉)