指摘
「指摘を受ける」などのように使う「指摘」という言葉。
「指摘」は、音読みで「してき」と読みます。
「指摘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「指摘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
指摘の意味
「指摘」には次の意味があります。
・大切な点や注意すべきこと、欠点や過失などを具体的に取り上げて指し示すこと。(出典:デジタル大辞泉)
「指摘」をわかりやすく言うと「注意すべき点や間違えているところなどを具体的に挙げて示すこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しばしば指摘されるとおり、日本の会社は地域との関連や活動を持たない。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)
・そうしてやはりいいところと悪いところと両方を具体的に指摘してほしい。
(出典:寺田寅彦『映画雑感(Ⅳ)』)
・コウはそのことに気づいたけれど、あえて指摘するようなことはしない。
(出典:児玉ヒロキ『イット』)
・ぼくがあとで気がついてしまったと思っていた発音の間違いを指摘する。
(出典:丸谷才一『年の残り 他』)
・矢切昌枝の指摘通り、彼自身のレベルが高すぎたことも、これに輪をかけた。
(出典:菊地秀行『妖戦地帯1 淫鬼篇』)
類語
・指導(しどう)
意味:ある意図された方向に教え導くこと。(出典:大辞林 第三版)
・教示(きょうじ)
意味:知識や方法などを教え示すこと。示教。(出典:デジタル大辞泉)
・列挙(れっきょ)
意味:並べあげること。一つ一つ数えあげること。(出典:デジタル大辞泉)
・注意(ちゅうい)
意味:傍らから気をつけるよう教えること。忠告。(出典:大辞林 第三版)
・吊るし上げる(つるしあげる)
意味:大勢で取り囲んで、厳しく責める。(出典:大辞林 第三版)