持参
「食べ物を持参する」などのように使う「持参」という言葉。
「持参」は、音読みで「じさん」と読みます。
「持参」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「持参」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
持参の意味
「持参」には次の意味があります。
・品物や金銭を持っていくこと。また、持ってくること。(出典:デジタル大辞泉)
「持参」は、自ら持っていくという意味で使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ドリアンなどの果物を持参して食べており、私たちにもすすめてくれた。
(出典:星新一『きまぐれ体験紀行』)
・私は持参のポラロイド・カメラで、そばの席の女性たちをとってあげた。
(出典:星新一『きまぐれ体験紀行』)
・正月上京する時に持参するからそれまで待ってくれるようにと断わった。
(出典:夏目漱石『こころ』)
・盗品を持参した客が訪れた場合、質屋は警察に連絡しなければならない。
(出典:佐竹一彦『ショカツ』)
・を王子と結婚させる持参金が用意できるのは、金持ちの商人だけでしょう。
(出典:ダイアナ・W・ジョーンズ『ハウルの動く城シリーズ(全3巻) 2 アブダラと空飛ぶ絨毯』)
類語
・持込(もちこみ)
意味:持ち込むこと。運び入れること。持って来ること。趣向をとり入れ合わせること。また、そのもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・携帯(けいたい)
意味:身につけたり、手に持ったりしていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・所持(しょじ)
意味:持っていること。携帯すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・携行(けいこう)
意味:持って行くこと。身につけて行くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・携える(たずさえる)
意味:手にさげて、また、身につけて持つ。(出典:デジタル大辞泉)