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押し黙るとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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押し黙る

「むっつりと押し黙る」などのように使う「押し黙る」という言葉。

「押し黙る」は、訓読みで「おしだまる」と読みます。

「押し黙る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「押し黙る」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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押し黙るの意味

「押し黙る」には次の意味があります。

黙ってしまう。むっつりとしたまま口をきかないでいる。(出典:デジタル大辞泉)

いままで喋っていた人が口を閉ざし、喋らなくなる様子を意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・私が扉のところまで行っても彼らは終電の乗客のように押し黙っている。
(出典:柳美里『フルハウス』)

・しかし、その声は押し黙った広大な世界の中にたちまち消えてしまった。それから、地面に耳を押し当てて聞き入ってみた。
(出典:モーパッサン/榊原晃三訳『モーパッサン怪奇傑作集』)

・最初わたしは、無口に押し黙っている住民の性格からだと解釈していた。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集2-2 エーリッヒ・ツァンの音楽』)

・そのあいだ二人は押し黙って、それぞれの抱えた思いを整理していた。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK2』)

・そのかわり、だれとも目をあわせないまま下を向いて押し黙っていた。
(出典:乙一『GOTH -リストカット事件』)

・そうすれば、少年をそのように押し黙らせておけると、期待したのだろう。
(出典:カフカ/谷友幸訳『城(上)』)

・それきり、二人はまたしばらく押し黙ったまま、額をつけ合っていた。まるで二人の脳を一つにして、同じことを考えようとするかのように。
(出典:勝目梓『女教師に捧げる鉄拳』)

・堅く押し黙っていることが物を一層よく語っているではなかろうかと。
(出典:蒲原有明『夢は呼び交す』)

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