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把握とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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把握

「要点を把握する」などのように使う「把握」という言葉。

「把握」は、音読みで「はあく」と読みます。

「把握」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「把握」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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把握の意味

「把握」には次の二つの意味があります。

1 しっかりとつかむこと。手中におさめること。
2 しっかりと理解すること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

把握の意味①「しっかりとつかむこと。手中におさめること。」

「把握」の一つ目の意味は「しっかりとつかむこと。手中におさめること。」です。

物理的にしっかりと握り取ることを意味します。
「把」は「とる、にぎる」という意味のある漢字で、「握」は「にぎる、つかむ」という意味です。
似たような漢字の組み合わせて「しっかり握る」ということになります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・オスは腹の先端に把握器があり、それでメスの首根っこをつかんでいる。
(出典:竹内久美子『浮気人類進化論 きびしい社会といいかげんな社会』)

・生まれたての赤ちゃんには、把握反射という特有の原始的な反射がある。

把握した手の力を緩める。

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類語

捕まえる(つかまえる)
意味:手でかたく押さえ持つ。離さないようにしっかりつかむ。(出典:デジタル大辞泉)

握る(にぎる)
意味:物事をとらえて自分のものとする。手中に収める。(出典:デジタル大辞泉)

持つ(もつ)
意味:手にとる。手の中ににぎる。(出典:デジタル大辞泉)

執る(とる)
意味:うまく動かして、事を行う。(出典:デジタル大辞泉)

把握の意味②「しっかりと理解すること。」

「把握」の二つ目の意味は「しっかりと理解すること。」です。

状況や内容をしっかりと飲み込むことを意味します。
一つ目の意味である「しっかりとつかむ」から転じて、この意味でも用いられるようになりました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・数年前に読んでいた小説が原作となっているので概要は把握している。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第07巻』)

・自分でも何を言っているのか、ちゃんと把握できてないような感じだ。
(出典:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー 上巻』)

・しかしその好意がどういった種類のものなのか、把握しきれなかった。
(出典:東野圭吾『幻夜』)

・犯行の全体像を把握されないかぎり、凶器を発見されることもないのだから。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)

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類語

理解(りかい)
意味:内容、意味などがわかること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

把捉(はそく)
意味:しっかりとつかまえること。また、理解すること。(出典:デジタル大辞泉)

納得(なっとく)
意味:他人の考え、行動などを理解して受け入れること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

心得る(こころえる)
意味:物事の事情や意味するところをよく理解する。(出典:デジタル大辞泉)

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