技能
「技能を身につける」などのように使う「技能」という言葉。
「技能」は、音読みで「ぎのう」と読みます。
「技能」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「技能」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
技能の意味
「技能」には次の意味があります。
・あることを行うための技術的な能力。うでまえ。(出典:デジタル大辞泉)
つまり「技能」とは、「仕事などを行うにあたってどんなふうにうまくやるかといった能力」のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼らには、ひとりの自由の民として生きるだけの技能も目的もなかった。
(出典:田中芳樹『アルスラーン戦記2』)
・さうしてよき心の人よ、あれら手際よい技能家や学者等を恐れたまふな。
(出典:中原中也『Me Voilà』)
・彼は技能を持つものたちを募っているという事実は隠してはいません。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 15 竜とイルカたち』)
・その子供たちの一団の中から技能と才能に勝ったものが選ばれるのである。
(出典:千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』)
・どちらが技能的に上だという訳ではない事はレンバルトも知っている。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 4 ストラグル・クリムゾン』)
類語
・技術(ぎじゅつ)
意味:物事を取り扱ったり処理したりする際の方法や手段。また、それを行うわざ。(出典:デジタル大辞泉)
・技巧(ぎこう)
意味:技術上の工夫。特に、芸術の制作や表現における技術的な工夫。テクニック。(出典:デジタル大辞泉)
・技量(ぎりょう)
意味:ある物事を行う能力。腕前。手並み。(出典:デジタル大辞泉)
・テクニック(てくにっく)
意味:技術。技巧。技法。(出典:デジタル大辞泉)
・技法(ぎほう)
意味:芸術やスポーツなどで、そのやり方、方法。手法。(出典:精選版 日本国語大辞典)