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手筈とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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手筈

「手筈は万全だ」などのように使う「てはず」という言葉。

「手筈」は、訓読みで「てはず」と読みます。

「手筈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「手筈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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手筈の意味

「手筈」には次の意味があります。

物事をする際に、前もって決める手順。また、前もってなすべき準備。(出典:デジタル大辞泉)

「手筈」の類語としては「手順」「段取り」があります。

両者を使い分け方としては、‘‘前もって‘‘物事の手順ややり方を決めることを表現する場合は「手筈」を、単純に物事の手順・やり方を意味する場合は「手順」「段取り」を使うとよいでしょう。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・十一月も末になる頃には、彼は大体の仕事の手筈を定めるまでに成った。
(出典:島崎藤村『新生』)

・大阪府警から私のことを伝えてもらっているので、手筈は調っているんだ。
(出典:有栖川有栖『朱色の研究』)

・馬公では何日か滞在できる予定だったし、町をあげて大歓迎会を開いてくれる手筈になっていた。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (下)』)

・やがて、武田軍が城を包囲して攻撃に出て来たら、どうやって迎え討つかはすべて手筈が整っていた。
(出典:新田次郎『武田勝頼(一)』)

・親父からの手紙が添えられていて、どうやらその会社の面接を受ける手筈がついているらしい。
(出典:畠中恵『とっても不幸な幸運』)

類語

手順(てじゅん)
意味:物事をする順序。段取り。(出典:デジタル大辞泉)

段取り(だんどり)
意味:物事を行う順序や手順。また、その準備。(出典:デジタル大辞泉)

手回し(てまわし)
意味:事前に手くばりすること。(出典:デジタル大辞泉)

態勢(たいせい)
意味:ある物事や情勢に対してとる構え。(出典:デジタル大辞泉)

筋道(すじみち)
意味:物事を行うときの正しい順序。(出典:デジタル大辞泉)

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