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成上りとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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成上り

「成上りとして軽蔑される」などのように使う「成上り」という言葉。

「成上り」は、訓読みで「なりあがり」と読みます。

「成上り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「成上り」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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成上りの意味

「成上り」には次の意味があります。

成り上がること。また、その者。多く軽蔑の気持ちを込めるなどしていう。(出典:デジタル大辞泉)

過去に貧しかったり地位が低かったりした者が、短時間で金持ちや地位の高い者になることを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・その頃、青い血を駆逐する社会上の敵は黄色の血の流れる成上りパルヴニウだつた。
(出典:岡本かの子『雪』)

成上り者の西郷や大久保とは違った考えをもっている者がいる筈だ。
(出典:南條範夫『山岡鉄舟(二)』)

・まだまだその辺りで幅を利かしている成上り将校等に負ける気はなかった。
(出典:渡辺淳一『光と影』)

・彼自身は、自分を現政府の成上り共の誰よりも有能だと信じている。
(出典:南條範夫『山岡鉄舟(二)』)

成上りの得意なものもでなければ、成下つた失意のわび人もでなくなつた。
(出典:唐木順三『千利休』)

・ただわが世の春を誇っているのは、薩長土肥の成上りのにわか高官たちだ。
(出典:南條範夫『山岡鉄舟(三)』)

・公卿衆が、いかに成上り者秀吉を軽蔑していたか、その証左である。
(出典:柴田錬三郎『決闘者 宮本武蔵(上)』)

・話の主人公たる英雄らを彼があれほど好きだったのは、よく成上りえた人物を、他の者より高い地位に達しえた人物を、彼らのうちに見出していたせいかもしれなかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)

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