憧れ
「アイドルに憧れる」などのように使う「憧れ」という言葉。
「憧れ」は、訓読みで「あこがれ」と読みます。
「憧れ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「憧れ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
憧れの意味
「憧れ」には次の意味があります。
・理想とする物事に強く心が引かれること。(出典:デジタル大辞泉)
「憧れ」をわかりやすく言うと「自分の手に届かない事や、目標として定めているが、まだ実現していない物事に対して、いつかそうなりたいと強く心が引き込まれている状態」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・変わることのない平穏な幸せや、平凡な生活に憧れているように思える。
(出典:尾崎豊『黄昏ゆく街で』)
・昔の優れた作家たちにはそういう気配があって、ぼくはそこに憧れを抱いた。
(出典:原田宗典『家族それはヘンテコなもの』)
・今まで憧れ続けた世界に、こうして立つことがあるとは思わなかった。
(出典:同人『魔法使いの夜~Wicth on the Holy-Night~』)
・男もアーティストを好きになる心の背後には彼女のいる世界への憧れがある。
(出典:大槻ケンヂ『ボクはこんなことを考えている』)
・万人の憧れの的という位置は、裏を返せば孤独な場所だったのかもしれぬ。
(出典:京極夏彦『姑獲鳥の夏』)
類語
・理想(りそう)
意味:人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。(出典:デジタル大辞泉)
・ときめき
意味:期待、心配、喜び、恥じらいなどの強い感情で、胸がどきどきすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・高嶺の花(たかねのはな)
意味:遠くからただながめるだけで、手に取って自分のものにすることができないもののたとえ。(出典:)
・羨望(せんぼう)
意味:うらやむこと。うらやましく思うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・崇拝(すうはい)
意味:心から傾倒して、敬い尊ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)