愛妻家
「彼は愛妻家で有名だ」などのように使う「愛妻家」という言葉。
「愛妻家」は、「あいさいか」と読みます。
「愛妻家」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「愛妻家」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
愛妻家の意味
「愛妻家」には次の意味があります。
・妻を人並み以上に大切にする人。(出典:デジタル大辞泉)
自分の妻を人一倍大事にする夫のことを指して用いる言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・献身的に奥さんにつくされ、あれほどの愛妻家は見たことがありません。
(出典:フィルポッツ/井内雄四郎訳『闇からの声』)
・私なども愛妻家で通っているほうだが、とてもKさんのようにはいかない。
(出典:野田秀樹『この人をほめよ』)
・愛妻家のエドモンは、妻が悲嘆にくれている間は仕事ができなかった。
(出典:ロスタン/岩瀬孝訳『シラノ・ド・ベルジュラック』)
・支英には美しい妻がいて、彼は大へんな愛妻家でもあったのだ。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 1 (一)』)
・けど愛妻家やとみんなに聞いてるんで、課長さんには近づけないわ、とか思てたんや。でもワシの元気のない様子見て、母性本能が辛抱たまらんようなって、課長さん最近奥様がお留守って本当ですか。
(出典:山本文緒『日々是作文(ひびこれさくぶん)』)
・よく言えば愛妻家、悪く言えば恐妻家の彼にとって妻の防衛は何よりも大切なことだ。
(出典:竹内久美子『浮気で産みたい女たち 新展開!浮気人類進化論』)
・愛妻家が愛毒家であって、なんの不思議があろう。
(出典:野田秀樹『この人をほめよ』)
・こんな愛妻家の情ぶかいやり方を聞いて、わたしは微笑を禁じえなかった。
(出典:吉田甲子太郎『妻』)