愛好
「サウナ愛好家」などのように使う「愛好」という言葉。
「愛好」は、音読みで「あいこう」と読みます。
「愛好」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「愛好」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
愛好の意味
「愛好」には次の意味があります。
・物事を愛し好むこと。多く、趣味的なものに親しむ場合にいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「愛好」をわかりやすく言うと「趣味などの好きな物事を楽しみ大切にすること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現代においてこの手の機械製品は美術品として愛好されている。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
・それもまた、私が電車やバスを愛好しない大きな理由である。
(出典:林望『テーブルの雲』)
・セミナリヨの貴公子達も特に音楽を愛好して、巧に演奏する者もできた。
(出典:坂口安吾『イノチガケ』)
・それで彼の周囲には、文学を愛好する青年の小さな群が出来ていた。
(出典:豊島与志雄『反抗』)
・ところで、私は海の旅行というものに、非常な愛好を持っておりました。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
類語
・愛着(あいちゃく)
意味:自分に関係があるものに心がひかれること。あいじゃく。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・愛執(あいしゅう)
意味愛するものに心がとらわれて離れられないこと。愛着(あいじゃく)。:(出典:デジタル大辞泉)
・執心(しゅうしん)
意味:ある物事に心を引かれて、それにこだわること。また、その心。執着。(出典:デジタル大辞泉)
・熱心(ねっしん)
意味:ある事をいちずにしていこうとする一生懸命な気持。また、そういう気持をもつさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・愛慕(あいぼ)
意味:深く愛して、それを慕うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)