愛くるしい
「我が子がとても愛くるしい」などのように使う「愛くるしい」という言葉。
「愛くるしい」は、訓読みで「愛くるしい」と読みます。
「愛くるしい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「愛くるしい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
愛くるしいの意味
「愛くるしい」には次の意味があります。
・子供などがたいへんにかわいらしい。非常にあいきょうがある。あいくろしい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「愛くるしい」をわかりやすく言うと「子どもや動物などがとても可愛らしい」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・明るい、愛くるしい顔や動作を見ただけで、そう童馬は信じていたのだ。
(出典:山田風太郎『くノ一紅騎兵』)
・美人ではないが快活で愛くるしい娘で、今日は皆に肉を切って渡している。
(出典:小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』)
・フィリエルよりわずかに背が低く、手なども愛くるしいばかりに小さい。
(出典:荻原規子『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』)
・だがどことなく愛くるしい感じがあって、男性社員には人気があったのだ。
(出典:柴田よしき『好きよ』)
・二匹三匹の愛くるしい小猫が、そちこちに姿を見せる間が何箇月かあった。
(出典:柳田国男『どら猫観察記』)
類語
・愛おしい(いとおしい)
意味:大事にして、かわいがりたくなるさま。たまらなくかわいい。(出典:デジタル大辞泉)
・愛しい(いとしい)
意味:かわいく思うさま。恋しく慕わしい。(出典:デジタル大辞泉)
・めんこい
意味:かわいい。愛らしい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・可憐(かれん)
意味:姿・形がかわいらしく、守ってやりたくなるような気持ちを起こさせること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・愛嬌(あいきょう)
意味:にこやかで、かわいらしいこと。(出典:デジタル大辞泉)