意識的
「筋トレで重要なのはどれだけ意識的に筋肉に負荷を掛けられるかだ」などのように使う「意識的」という言葉。
「意識的」は、音読みで「いしきてき」と読みます。
「意識的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「意識的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
意識的の意味
「意識的」には次の意味があります。
・自分でわかっていて、わざとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
「意識的」とは、そこに注意を向けて、故意に何かをするさまを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それがどう見ても意識的にやっているようにしか見えないから腹が立つ。
(出典:小川勝己『葬列』)
・ただ、あまりにも恐ろしい想像だったので、意識的に排除していたのだ。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・彼はかなり前から、シュタイナーのことを意識的に見ていたことになる。
(出典:小杉英了『シュタイナー入門』)
・意識的に馬混みの間を行き、いつも尊氏の背が見えるぐらいな所にいた。
(出典:吉川英治『私本太平記』)
・それとも、また電話をかけるために、意識的に一本のピンを忘れたのか。
(出典:渡辺淳一『ひとひらの雪(上)』)
類語
・意図的(いとてき)
意味:ある目的を持って、わざとそうするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・作為的(さくいてき)
意味:故意に行うさま。また、不自然さが目立つさま。(出典:デジタル大辞泉)
・故意(こい)
意味:わざとすること。また、その気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・計画的(けいかくてき)
意味:あらかじめ計画を立てて物事を行うさま。(出典:デジタル大辞泉)
・態と(わざと)
意味:意識して、また、意図的に何かをするさま。(出典:デジタル大辞泉)